当店のメインバイク『ANCHOR』
ブリヂストンが買い物自転車や女子高生のカワイイ自転車、アルベルトのような画期的な
ベルト駆動の自転車、いろんな自転車作ってますがそれとは別な嗜好品自転車。
自転車でありながら自転車を越えたロードバイク。その値段を聞くと常人は驚嘆の声を上げる。そのバイクを売りに来るANCHORの営業マンがあの帝王『飯島誠』
こっそり飯島名人と呼んでますが(笑)
その飯島名人からたまに来るメールがなかなか参考になるのでご紹介します。
以下そのまま書きます。
今回は高出力とポジショニングについてお話したいと思います。
近年UCIプロツアー選手は日常のトレーニングからレースにいたるまで出力計を使いデーターを管理しています(されています)
所属チームはそのデーターを基にトレーニングメニューやレーススケジュールを決めて行きます(コンディションが丸見えです)
今の選手には「今日は死ぬほど頑張りましたが駄目でした」といった言い訳は全く通りません。
調子が悪いのに、絶好調といっても簡単に出力計のデーター全てで分かってしまいます。
さて前置きが長くなりましたが今日の本題に入りたいと思います。
高出力が長時間出せるポジションとはどんなポジションだと思いますか?
実は一般的なロードポジションではなくママチャリ(一般車)に近いポジションなんです。
具体的にいうとサドルは少し高めで、上死点からしっかり自重で踏めて60~70のケイデンスで踏み込む事が出来る、
ハンドルが近い起きたポジションが一番高出力を生み出せます。
なぜなら背筋と自重を上手く使う事が出来るからです(イメージは背筋力測定のフォーム)
では、なぜそのようなポジションで誰一人走っていないか?
それは実際の走行だと、速度が上がれば上がるほど空気の壁、すなわち空気抵抗が圧し掛かってくるからです。
ある一定の速度を超えてさらに速度を上げるためには、その空気抵抗を上回る出力を出すか、
より空気抵抗の少ないポジションを取らなくてはなりません。
もちろん人が出せる出力には限界があるので、トップ選手は少ない空気抵抗でいかに効率良く出力が出せ、
なおかつ無理のないポジション(長時間続けられる)を求めて試行錯誤しています。
ただ例外としてヒルクライムやシクロクロスは平均速度が低いので割と起きたポジション(出力>空気抵抗)になっています。
必ずしも出力が出せるポジション=速いポジションではない事がお分かり頂けたかと思います。
※詳しい最新のポジションについては、営業に伺った時に聞いて下さい。
いかがでしょうか、帝王のためになる言葉。
どこにポイントをポジショニングにするか?ロードポジションはママチャリに近いポジションが良いと言うのは
けっこう驚きですね。それに反して速度を上げるとこのポジションは空気抵抗がある。そんな話しですね。
速度の上がらないヒルクライムは確かにハンドルが高い方が漕ぎやすいですね。
ではまた飯島名人のメールが来たら紹介します。
小林自転車店